名古屋駅前の弁護士 過払い金と裁判(前編)

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コラム

■過払い金と裁判(前編)

■過払い金という用語の誤解?

「過払い金を取り戻したい」というお電話のなかには、”過払い金の回収”という言葉の意味を「法定利息で取引経過を再計算し、債務を減らす」ことの意味で使っている方がおり、どちらの意味で話しているのか、少し迷うことがあります。
元金100万を年間利息28%で月々3円返済していると、3年経っても債務が約64万円残りますが、これを法定利息である年利15%で再計算すると、3年後の残債は約24万円となります。確かに債務は減っているわけですし、ある意味“払いすぎていた分を取り戻した”とも言えるのでしょうか…? どう表現するかの問題はともかく、過払い金が出なくても返済可能な範囲まで債務が圧縮されたケースについては、完済までのメドがつくわけですから本当に良かったと思うものです。

ただ普通「過払い金の回収」といった場合、もっと直接的に“現金を回収する”ことを指すのが一般的です。
元金100万を年利28%で月々4万円返済していると、3年経っても約11万円の債務が残ります。これを法定利息である年利15%で再計算すると3年後の残債はゼロ、むしろ約19万円の払いすぎです。これを利息も含めて返還するように請求するのが、いわゆる過払い金の請求です。
「過払いになっていましたよ」と伝えると、「それで債務の方はいくらでしたか」と心配されるお客さんがまれにいますが、過払いになっているということは、その借入先についての債務はもう全く無くなっている状態なわけです。

■過払い金を回収する

過払い金が出ていた場合、当事務所では「交渉」「訴訟(裁判)」いずれかの方法によって回収しています。たとえば計算上100万円の過払い金が出ており、この過払い金に利息(年利5%)が10万円ついていた場合、過払い金の請求額は総額110万円となります。

しかしながら、これは「法律的に請求できる」というだけで、ただ交渉しただけでは相手方も簡単には返還しようとしません。 通常は「70万円なら返す」「せめて80万円」というように少しでも値切ろうとしてきますし、返済金額が少なくなるように独自の計算式を使って「うちの計算では75万円だからその額を支払う」と一方的に提示してきたり、ひどい場合では「お金がないので払えない」と開き直ってくることすらあります。

■訴訟による過払い金回収

当事務所としては、できるだけ満額(上の場合では元金プラス利息の計110万円)の回収を目指して努力することが依頼者の利益となると考えておりますので、相手方の提示額があまりよろしくない場合、交渉を打ち切って訴訟にしてしまうケースも多々あります。

訴訟にした場合にも、メリットとデメリットがあります。

◎訴訟をした場合のメリット

  • 交渉段階で和解するよりも、回収金額が増える場合が多い

◎訴訟をした場合のデメリット

  • 交渉段階で和解するよりも、回収まで時間がかかる(早くて2ヶ月程度余分にかかります)
  • 交渉段階では争点化していなかった問題について、訴訟になれば相手方も争ってくる可能性がある(時効や取引の連続性など)
  • いつ終結するかが相手の出方に影響されるため、見通しがつきにくい
  • 訴訟費用などの実費がかかる

訴訟にした場合、最終的に判決でこちらの請求が認容されれば、支払日までの利息を含めた満額を支払わせることができます。しかしながら、訴訟になれば交渉段階で主張されていなかった争点について相手方が争ってくる可能性もあり、解決が大幅に遅れてしまう危険性もあります。
そこで、どういった方針で回収していくかについてはケースバイケースで判断していく必要があります。当事務所では、依頼者に状況を随時報告し、その都度相談をしながら方針を決定し業務を進めております。

<2008.6.23>

※当コラム掲載文は、執筆当時の状況に基づいた内容となっております。法令・判例の変更や状況の変化等が生じている可能性もありますからご注意下さい。最新の状況については、当事務所の無料法律相談にてご説明しておりますので、お気軽に相談予約をお申し込み下さい。

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