大手消費者金融のプロミスが、社名を変更することになりました。 プロミスという名前は商品名として残しつ…
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「武富士」が「ロプロ」へ
「武富士」が「ロプロ」へ
武富士のホームページが変更されています。
変更後のホームページでは、今回の会社更生手続の中で武富士が会社分割され、これまで武富士が行ってきた消費者金融事業が、スポンサーとなったJトラストの小会社であるロプロに引き継がれたことが告知されています。また過払い金の返金については、旧武富士が商号変更した「更正会社TFK株式会社」が引き続き行っていくということになっています。
したがって武富士に過払い金が出ており、第2回の返金をお待ちの方については、今後の相手はTFKとなり、武富士に対して借り入れ残高があった方(武富士に債務を負っていた方)については、今後の債権者はロプロということになります。
このロプロですが現在、債務の返済について「遅延損害金を付けた一括払」のみ応じると主張してきており、分割払いの和解提案に応じないというケースが確認されています。
実際問題として、これではロプロ側も債権の回収が進まないと思うのですが、今回このような状態が固定化されるのかどうかは、現段階では何とも言えません。
過去の例で考えると、旧クレディアが民事再生した際にも、会社分割後の承継会社であるフロックスが債務の返済について一括払しか受け付けなくなったことがありました。フロックスの場合はしばらく経つと、結局は分割返済に応じるようになったので、今回の件についても少し様子を見た方がよいのかもしれません。ただ、かざかファイナンスのように最後まで一括払いを求めてくる業者も過去にはありましたから、ロプロの対応次第では、例えばこちらで独自に返済資金の積み立てをしたり、自己破産を検討するなどの対策を考えなければならないでしょう。